築150年古民家の住まい改修11床下の断熱改修とJパネル 床下の断熱材をセルロースファイバー吹込断熱とした場合、 床仕上げに関しても検討する必要があります。 通常は構造用合板+フローリングですが、 大工工事の施工工程を減らすために、 静岡産杉材による三層クロスパネルの Jパネル厚36×910×1820片面仕上げを 床仕上げ兼用とした一発仕上げとしました。 これにより床… コメント:0 2025年04月23日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修10床下の断熱改修 古民家の改修では構造補強と断熱改修が セットとなることはこれまで述べてきましたが、 断熱改修の中で、壁・天井と同様に検討が必要な床下。 通常の古民家では胴差桁、つまり障子の高さが 1780mmと低いことが多く、今回は最低1830mmを 確保するために、床根太の高さを調整しています。 これは相当に手間の掛かる作業で… コメント:0 2025年04月22日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修9構造躯体全体の補強と基礎 古民家の改修では、基礎と構造躯体を どのように補強していくかが検討されます。 この計画は昨年完成のため、躯体補強と断熱改修を基本とした リノベーションとなっていますが、45坪の1階全体に基礎を造るとなると 躯体のジャッキアップも必要となり、とても予算は合いませんでした。 2025年4月からの改正基準法では、 確認… コメント:0 2025年04月20日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修8和室の書院のW障子断熱 前回、住まい方や施工・コストとの検討で、 外部と内部の断熱領域の切り替えについてお話ししました。 築150年古民家の住まい改修7外壁から内壁へ断熱領域を切り替える https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/511169241.html その中に和室の床… コメント:0 2025年03月08日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修7外壁から内壁へ断熱領域を切り替える 今回は一部の断熱領域を住まい方とコストと外壁状況から 内部に切り替えています。 平面図をすべて載せるわけにはいかないのですが、 東廊下と大開口サッシと個室を外部扱いとしています。 これは、あまり使用しない東廊下とサッシを断熱領域とするよりも 廊下に接する寝室と和室の内壁を断熱領域とし、 廊下サッシ前に厚手のカーテンを… コメント:0 2025年03月05日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修6断熱改修とコストの境界線 古民家に住むためには、大きく二つの柱があります。 もちろん、住まい手のこれからの古民家生活のための 室内環境の改修が第一義ではありますが、 そのベースとなるのが、構造補強と断熱改修です。 コストを考えると構造補強は建物全体をおこなうので、 やはり手間がかかりますが、 断熱改修も、それに負けず手間がかかります。 … コメント:0 2025年01月11日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修5躯体の構造補強ポイント2 今回の古民家の主屋根を支えているのは、 外部から見える1階の外壁ではなく、 その1,080mm内側壁部分が荷重を支えています。 外観で上部に小壁として見えている部分の下部となります。 ここを理解できていないと、 外周部にみえている下屋部分をばかりを補強することになります。 この1,080mmの部分が南側では広縁となり、 … コメント:0 2024年12月05日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修4躯体の構造補強ポイント1 築150年以上前の古民家の躯体補強については、 まず床下の土が湿気ているか、乾燥しているかは重要です。 湿気があれば、土台全体の腐食が疑われますが、 今回は床下を点検してもサラサラの乾燥した状態であり、 ほぼ全体を目視して確認できました。 それでも、水回りの部分は腐食部がありましたので、 その部分に関しては土台交換を… コメント:0 2024年11月11日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修3手書きプレゼンと広縁の断熱改修 大黒柱280角と小黒柱240角を中心に、 黒光りする小屋組の築150年の古民家。 今回の改修は、古民家を住まいとして再生する要望では、 古民家の風合いを活かして生活すること。 限られた予算の中でまず考えたことは、 12.5帖の続き間の和室南側に連続する下屋下の広縁。 この下屋下を室内にする場合に、 その天井裏に… コメント:0 2024年10月24日 続きを読むread more
築150年古民家の住まい改修2現地調査とBIMデータ化 現地調査から寸法取りしたデータを基にして、 建物の平面図と構造躯体をBIMデータ化していきます。 まずは、既存平面図、立面図、断面図をシートレイヤに切り出すベースですので、 階高設定のストーリと面積や仕上げ情報などのスペースを設定して、 壁ツールで描きつつ、適宜柱・梁・胴差を加えていきます。 Vectorworks… コメント:0 2024年10月15日 続きを読むread more