福岡プロジェクトのログハウス改修・内部を考えたドーマー屋根と開口部
小屋組の補強と空間に現しにできる
存在感のある架構への変更をおこないましたが、
現地を見て気になる点が二つありました。
その一つは、ログハウス前を流れる川と
木々が生い茂る緑を内部から感じることが少ないこと。
平屋から川側に大きく2.7m棟下がり屋根となって、
そこにバーベキュー台が複数ありますので、
ここをBBQ空間として活用していたと思いますが、
その煙対策のためか、内部とは小さめの腰窓で仕切られていました。
これについては、クライアントからも要望があり、
南側の開口部を広げてフルオープンサッシを取り付け
広々と外部と繋がることになりましたが、
ログハウスの躯体を既存の開口部から広げるには、
それなりの補強をしなければなりません。
ここでは米松集成材の柱梁門型フレームをログ躯体内に挿入して、
コウチボルトで、ログ壁と緊結する手法をとっています。
もう一つは先の補強で存在感がぐっと増した、
小屋組の架構も、現状のままでは
上部から光が入らない暗がりの中になっていること。
元々天井裏に隠されていた構造体ですが、
補強した架構にも、上部から光が入り込むことで、
より活きてきくると思いました。
また、何より光と緑を感じることができれば、
この空間が更に魅力的になると感じます。
そこで屋根の一部を撤去してドーマー屋根を追加、
ハイサイドライトから、光と緑を取り入れる工夫を提案しました。
ドーマー屋根とは、主屋根の一部を持ち上げて、
もう一つの屋根を創り出すこと。
このドーマー屋根でできる南壁に開口部を設けます。
しかもサッシは電動操作で開閉できますので、
風の流れを導き、夏の熱気を排出できたり、
シーリングファンとの併用で冬の暖気を撹拌して、
輻射式の暖炉と断熱改修で快適な空間を創り出します。
この既存屋根の1/4ほどの屋根をドーマー屋根とするだけで、
予想通りの絶大な効果がありました。
それは、写真からも一目瞭然。
光と緑が飛び込む、魅力的な小屋組と吹抜空間となりました。
これも小屋組の補強があればこその改修です。
改修前の天井の低い空間とは見違えます。
福岡プロジェクトのログハウス改修・小屋組を活かす補強
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/518726717.html
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
この記事へのコメント