福岡プロジェクトの在来構造補強とJPウォールの組みあわせ

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既存在来木造建物の構造計算による補強計画。
通常の計算では、筋交いと補強金物との構成となりますが、
それでは、その空間を構成するために最適化とは限りません。
やはり空間があって構造がある。
その双方が無理なく合理的にすり合うことが大切です。

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今回の建物は1階にラウンジと展示要素が入ります。
まず玄関を入って目に飛び込む壁とラウンジに、
木質壁の素材感を出したいと思ったため、
静岡県産杉材認証林による3層構造パネル、
いわゆるJパネルによる落し込み壁を補強耐力壁として
取り入れることを試みました。

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丸天星工業JPウォール:壁倍率4.6倍
https://marutenboshi.com/jpwall.html

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この壁は、落し込み構法という性格から、
地震に対して粘り強い壁として効いてきます。
これは土台・柱・桁に溝を掘って落とし込んで行くため、
その溝内部で多少滑ることで粘りが生じます。
もちろん、所定のビスやダボ、金物で緊結していますが、
この滑るという事象が通常の金物補強とは違うところです。

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さらにそのJパネル自体がそのまま内装材として現しとなるので、
これまでの多くのリフォームや住まいで実践してきました。
上部の梁を一旦取り外して落とし込むので、
大工さんにはご苦労をお掛けしましたが、
1階廻りに存在感を出して、
今回も、非常に良い感じで仕上がっております。

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さらに今回は、2階の床仕上げをJパネルとして、
1階の天井現しとする部分と共に、
床倍率を上げる構造用面材として活用しますが、
パネリードと木栓、CN75@150を床毎に
壁下か扉下かを考えて施工します。

さだまさしの詩島と静岡県産杉材Jパネル
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201704article_3.html

さだまさしの詩島と設計施工フォローアップ
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202111article_4.html

大改造!! 劇的ビフォーアフター渡辺家・Special Thanks!
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201904article_6.html

アトリエMアーキテクツの仕事・Jパネルの住まい
Jパネルによる落し込み構法による住宅事例はこちらから。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/497031468.html

・静岡・国吉田の家2
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_8.html

・静岡・池田山の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_9.html

・広島・呉 木香の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_10.html

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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