屋久島ログハウス改修・断熱改修編その2外断熱と内断熱

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今回のログハウス断熱改修では、
外部のログ躯体の保全も兼ねて
外部に45×60の杉胴縁を設置して
そこにセルロースファイバー断熱材吹込工事をおこないます。

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これは、古民家の断熱改修で実施した経験があり、
かなり有効な手法だと思います。

築150年古民家の住まい改修6断熱改修とコストの境界線
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/508689275.html

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屋久島でセルロースファイバー断熱材吹込工事をおこなうには、
作業車と人員を屋久島へ派遣しなればなりませんが、
今回は、離島での経験のある鹿児島県の
マイライフ・オオニワさんにおこなっていただきました。
https://mylife0028.com/aboutus/skill/

本体施工は、同じく鹿児島の野元技建さんです。
おちらも、屋久島での施工実績がある工務店です。
https://www.nomoto-giken.com

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北側の外壁の腐食ですが、
見た目の腐食度合いの他、打診しても分からない部分もありました。
1階北側の地下へ続く階段室廻りや
給湯器が取り付けてある壁周囲の腐食が進行していましたので、
そこの部分は撤去して、新しいログ材の挿入を考えていましたが、
現場からの提案もあり、既存ログを半分ほど削り取って、
断熱改修の胴縁45×60を設置する在来壁組みに切り替えました。

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こうして外部からセルロースファイバー断熱材吹込工事をおこなう
ための施工段取りをおこないます。
外壁は杉板相じゃくりと押え同縁となっていて、
横胴縁となりますが、在来壁組みの外部の通気層を確保するため
同材のタテ胴縁を挟んで浮かすことで通気層を確保しています。

こうした施工段取りをしっかりとした後で、
作業週の天候調査と調整をおこないながら
作業車と施工職人さんが屋久島入りして、
不織布張りとセルロースファイバー断熱材吹込工事を一気におこないます。
すべてはこのような段取りと現地施工、
そして断熱材吹込工事と連携しておこなうことが大切です。

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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