屋久島ログハウス改修・断熱改修編その1外断熱か内断熱か

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屋久島プロジェクトはログハウス改修のため、
外と内、どちらで断熱改修をするかがポイント。
ログハウスの良さは、躯体のログ組みが見えている方が
その雰囲気が出ますが、屋久島の気候では、
140Φ程度の大きさのログ組みでは外部の腐食が
特に北側で目立ちました。

2階は1階のログ躯体からの屋根裏的な勾配の中にあり、
在来構法によって組み上げられていました。
当初は2階の壁内側にもログ躯体が見えていたため、
そこまでもログ躯体かと思っていましたが、
半割材のログを在来壁の仕上げに使っていて、
手の込んでいた仕様となっています。

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周囲を森に囲まれた北側は、
雨が木々から跳ね返って躯体に当たるため、
どうしても、腐食が進むことになります。
今回は、既存のログ躯体の上に45mm×60mmの
断熱用胴縁を張り付けて、そこに外断熱として、
セルロースファイバー断熱材吹込としました。
併せて、2階在来組みは、セルロースファイバー断熱材の吹込、
そして、天井には200mm、
750mm高基礎床下にも100mmを施工しています。

この方法法は、古民家改修でも採用しましたが、
大工さんの工事領域から、断熱材入れを切り離して、
造作と断熱の工程管理を徹底するためです。
こうした設計と施工のポイントを次回から解説します。

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