外壁材と断熱材の防耐火構造認定仕様記載のない断熱材充填の注意喚起

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設計者でもタイトルだけではピンと来る方は多くないかもしれませんが、
当たり前のように、防火サイディングを使って、
当たり前のように、断熱材を充填あるいは付加断熱をおこなっていると、
それって、メーカー仕様の認定でないの?と考えてしまいます。
認識不足で、盲点のような話への注意喚起について、
国土交通省から通達がありました。

大臣認定不適合未然防止の取組
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_fr_000186.html
認定仕様に記載のない断熱材充填への注意喚起
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001899576.pdf

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防耐火構造の外壁に選定した場合、
その認定を受けた番号、PC-、QF-を記載するのですが、
この中で、9000番台の仕様には、断熱材表記のない場合があります。
私も、この番号を書いておけば・・・ということで、
いつも使用する材料は、一度確認しておくと、
あらためて確認することはありませんでしたが、
違った外壁材を使用した時に、その認定仕様を確認する
という作業は、失念しておりました。

製品が無断熱での認定の場合、壁内に断熱材を充填すると、
認定から外れた仕様となるため、完了検査に合格しない
というケースが発生しているとのことです。
確認申請の段階では、番号チェックのみで、断熱材との関係が
チェックされていない・・・というか、設計者は分かっていますねというお話し。

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通常では、防火サイディングの試験で、無断熱であっても、
グラスウール断熱材での試験もおこなっている場合、OKとなる。
更に、ロックウール断熱材を使用した場合は、
耐熱性が優れているので、問題はないということ。

ですので、無断熱のみで認定を取っている材料って、どこのなに?
ということを、見つけるのも大変そうですが、
大体は上記のように認定を取得しているので、問題無さそうです。

4月の改正建築基準法以降、設計や審査、
施工について、具体的な案件で確認が必要な建築業界ですので、
この辺りは、ただ通達を出すだけではなく、どの当たりが該当するか、
国土交通省にも混乱を招かないフローアップをお願いしたいものです。

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セルロースファイバー断熱材やウレタンフォーム断熱材を使用した場合、
あるいは、モイスTMを構造用面材として使用したガルバリウム鋼板の場合、
防火無指定地域で、木材外壁や延焼の恐れのある部分など、
その組みあわせが多くはありませんので、
設計者がそれぞれ定番としている仕様にその組みあわせにあるか、
この機会に、今一度チェックする必要がありそうです。
輸入材の断熱材では、さらに確認が必要ですね。
以下少し、まとめておきます。

デコスドライ工法(セルロースファイバー断熱材)外壁防火構造認定
https://www.decos.co.jp/bouka

モイスTM構造面材防耐火構造(個別認定)
https://moiss.jp/business/certificate.html

ネオマフォーム断熱材と板張
https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/insulation/news/release_200601.html

フォームライトSL防火認定番号
https://www.foamlite.jp/feature/authorization_number/step01/

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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