築150年古民家の住まい改修8和室の書院のW障子断熱

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前回、住まい方や施工・コストとの検討で、
外部と内部の断熱領域の切り替えについてお話ししました。

築150年古民家の住まい改修7外壁から内壁へ断熱領域を切り替える
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/511169241.html

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その中に和室の床の間と書院がありましたが、
この部分の扱いについては、悩みました。
扉と同じように板戸としてその中の断熱材を入れる。
それって、この書院に合っているのか。
数値的な断熱性能のみを追求すればそうなのでしょうが、
書院にある組子障子や欄間はやはり見せたい。

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その中で考え出されたのが、
内側に障子を設けて、書院の奥行きを空気層として、
断熱性を少しでも上げておくという方法でした。
手前に増設した障子もこの古民家にあった障子を
高さ詰めして再利用していますので違和感はありませんね。

廊下は断熱領域外ですが、カーテンを設けており、
この書院の二つの障子で更に切り離しています。
これで和室でのお茶会の時も、
床の間書院を眺めることができます。

ただエアコンの位置だけは廊下や冷媒管ドレイン管との関係で
位置が限定されて動かしたかったのですが、
やはり設置位置に違和感があったのは反省点でした。

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