2024特別講義『雨のみちをデザインする』

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16年前の2008年から始まった
建築計画Ⅰの授業に外部講師を招いての特別講義。
コロナ禍での中止もありましたが、
今年も無事、開催することができました。
本日の11/1建築計画Ⅰの専門学校の授業は、
タニタハウジングウェア・谷田社長による講義です。
『雨のみちをデザインする』
http://www.tanita-hw.co.jp/

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いつもお忙しい合間を縫って、
静岡に来ていただいております。
どうも、ありがとうございます。

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・雨のみちデザイン・ウェブマガジン
建築家の様々な『雨のみち』試みをインタビューと共に読み解きます。
http://amenomichi.com/

・谷田社長のブログ
全国で活動されている谷田氏が垣間見られます。
https://www.tanita-hw.co.jp/amenomichi/

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<専門学校・業務連絡>
本日の谷田社長の講義を受講して、
雨や樋、住まい、ものつくりの仕事について考えたこと感じたことを
IDと共に、コメントして下さい。
最後に落葉の入らない樋(すとっ葉°ー)の実験動画があります


参考までに、以下は私の設計した住まいの解説ページリンクと
そこで使用したタニタハウジングウェアの樋と建物デザイン。
それぞれの住まいにとって機能上かつデザイン上、
密接な関係のある、必要な選択となっています。
それぞれに、使用した樋製品へのリンクが張ってありますので、
こちらも、この機会に見てください。

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・静岡・島田の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202204article_2.html
敷地内の18m大ケヤキからの落ち葉対策と
すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/

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・静岡・島田の家/棟門。
旧宅の棟門の緑青吹き銅板屋根と桧構成材を再利用して、
タニタの銅製樋とくさり樋で新しい棟門を造ってます。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202203article_6.html

Suscu軒とい(半丸) くさり樋
https://www.tanita-hw.co.jp/product/73/
https://www.tanita-hw.co.jp/product/24/

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・多摩区・生田/小田急沿線の家。
ここでの樋は、外観のボーダーに見えるような
モールガーターと呼ばれる3段ラインの薄型樋。
※こちらは残念ながらこの樋は廃番となってしまいました。

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・静岡・国吉田/静岡市内を一望する家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_6.html
大屋根の排水と質感を考えたステンレス樋・レクステン
https://www.tanita-hw.co.jp/product/33/
ステンレス レクステンたてとい
https://www.tanita-hw.co.jp/product/35/

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・熱海・下多賀の桜と海を愛でる家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_3.html
10mのソメイヨシノ・八重桜の枝の下に入り込む屋根には
落ち葉対策にもってこいのすとっ葉°ーというカバーつき樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウムたてとい(すべて共通)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/45/

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・静岡・大谷/相模湾を望む家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_11.html
山からの落ち葉対策と共に、
ここでは、すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/

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・富士・吉原の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_7.html
深い軒先の先端をすとっ葉°ーで押さえ、
大きな入母屋屋根の大らかさを表現。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/

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・静岡・国吉田の家2。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_8.html
・静岡・池田山の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_9.html
切り妻のシンプルな屋根に合ったシンプルな半丸樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/37/

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・静岡・豊田の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_6.html
特徴的な軒裏の米松押し縁の軒先押さえを兼ねた箱型樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/38/
外壁材はガルバリウム スパンドレル ZiG
https://www.tanita-hw.co.jp/product/75/

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・広島/呉・大之木ダイモモデルハウス・木香(このか)の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_10.html
シンボルツリーのために屋根に空いた開口部から「ensui」(鎖樋)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/96/

静岡産業技術専門学校のキャンパスライフに授業風景掲載
https://www.sangi.ac.jp/2024/11/01/建築科1年生が特別講座「雨のみちをデザイン/

雨樋・すとっ葉°ーの雨水流入実験装置
https://www.youtube.com/watch?v=IMDiFdBF3Gw&feature=youtu.be
https://youtu.be/IMDiFdBF3Gw?si=1dhbXdZfscQiRleO


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この記事へのコメント

K
2024年11月03日 11:48
今まで桶をそこまで重要視したことがなく、そもそも桶について考えたこともなかった。
そもそも桶は雨水を流すために作られたものだと思っていたが、桶の起源を知ってその当時の人たちの生活の想像がついて自分の知識としても定着させることができた。
また多種多様な形、材質、用途ごとに使い分けることができる点で今後様々な形で発展するであろう建築にも対応していけるのではないかと感じた。
また松永先生の設計した住宅と帰りがけにまた民家の桶を比べると接続部分が目立たない点や、家の一部として成り立っているところを見て芸術を感じることができた。 K
D
2024年11月03日 12:29
今まで樋について深く考えたことがなかったけど講義をきいて樋の役割を知ることができ樋の重要さが分かりました。
樋をあけて雨の流れている様子をみたり、鎖樋のようなみためがオシャレな樋もあるので雨の日が待ち遠しくなると思いました。
樋は見た目や素材などが違うので家にあったものを選ぶことで家との一体感がでてさらに良い建築になると思いました。
B2
2024年11月03日 16:20
樋には時代ごとに用途が変化していき今に至っていることを初めて知りました。昔の人たちの樋の実用性と見た目を兼ね備えたアイデアは今でも通用するなと感じました。
樋は雨水を流すだけではなく、家族と流れるところを見たり、会話のネタになったりと色々な可能性があると知りました。また、その可能性を見出しているタニタハウジングウェアという会社はよく樋について向き合ってるんだなと感じました。
i
2024年11月03日 23:30
今まで樋に注目したことがなかったけど、樋は重要な役割をしているんだなと思いました。同じ樋でも、素材や形に違いがあって、それぞれの建築にあったデザインを選べていいなと思いました。排水のためだけでなく、雨を楽しむきっかけになるものもあって面白いなと思いました。
A
2024年11月04日 01:47
講義を受けるまで樋は雨水をまとめて流す物だと思っていた。その為機能性が良ければいいと思っていた。しかし講義を聞き、建物との調和やその土地柄に合わせることも大事だと感じた。タニタハウジングウェアさんの樋は更に雨を楽しむこともできることを知り、とても面白かった。最後の刃を研ぐ時間を作るという話はとても心に響いた。
V
2024年11月04日 02:20
樋について今回の講義で深く興味を持った。樋は昔から使われており、時代と共に進化を遂げていていることを知った。実用的な雨樋でも、建物の外観を損ねていては勿体ないと感じていた。タニタハウジングウェア様の樋は落ち葉を防いだり、外観をあまり損ねないような作りになっていてとても樋に対しての熱意があると感じた。それだけではなく、憂鬱になる雨を楽しむという視点でものづくりをしていることがとても素敵だと感じた。
J
2024年11月04日 03:44
普段、あまり気にしていない樋についての理解が深まった。私が1番印象に残っているのは、樋の客は建築士という話だった。自分が設計をする立場になった時外観や細かい設備まで何にするか選ばなければならないということを身近に感じ、その細かいところに力を入れているタニタハウジングウェア様の製品は落ち葉防止や雨を楽しむ為の工夫がされていることを知った。将来、私が樋を選ぶことがあれば是非とも使用したいと思った。それと自社の製品に穴を開けられても面白そうに話している姿を見てとても寛大で常に進化し続けようとしているようで輝いて見えた。雨を楽しむという考えは私も雨が好きなので共感出来た。
F
2024年11月04日 18:56
雨樋はどの家にも当たり前についてるものって認識だったから、普段の日常生活で気にしたことがなかったけど、雨樋の歴史や意味を聞き、雨樋の種類で機能や建物の見た目にもたらす影響ってのが思ったり大きく、建築の難しさを改めて思い知ることになりました。
M
2024年11月04日 23:52
初めて樋についての詳しい説明を聞いたため、新しい知識を得ることができて嬉しかったです。今まで注目していませんでしたが、建物を守るためにとても大切だと知りました。また、種類も様々で、建物のデザインに合ったものを選べることが素敵だと思いました。これからは、樋にも注目しながら勉強していきたいと思います。
A2
2024年11月05日 09:25
誰もなんとも思わない様な細部でも、こだわりを持って価値を見つけることで一気に魅力的な製品を生み出すことができるんだなと思いました。あのような製品がある事を知っているのと知らないのでは、周りと大きく差がつくとも思ったので、アンテナを高く張って、たくさん情報を吸収していかないといけないなと思いました。
G2
2024年11月05日 09:53
正直、今回の公演を聴くまでは、建物を見る際に雨といを気にすることがありませんでした。でも、雨といは建物に必要不可欠なものであり、故にバリエーションの違いで印象が大きく変わる重要なものであると分かりました。特に、私の家には中庭があり、秋頃になると落ち葉が雨といに詰まってしまい毎年の掃除が大変なので、「すとっ葉°ー」は革新的であり、うちにも取り付けて欲しいと思いました。
今回は公演して下さり、本当にありがとうございました。
S
2024年11月05日 14:43
建物を見る際気にしたことがなかった樋の歴史や、工夫次第で雨の日を楽しむものに変化することなどを知り、楽しみながら学ぶことが出来ました。
また、あまり目立たない、注目されない樋でもデザインや色によって建物全体に大きく影響を与える重要なものだと知り、これから仕事をしていく上で気をつけたい部分だと思いました。
P
2024年11月05日 15:42
普段気にかけていなかった樋でしたが、今回の講義を聞きとても身近に感じるようになりました。
全然気にかけものでも色々なこだわりで建物全体が変わることを学べたので、樋ももちろん他のいつもは気にかけないようなものにも目を向けて建物の見ていき、自分で考える場合は細かいところもデザインをこだわりたいと思えた貴重な体験でした。
E
2024年11月05日 16:53
雨何たまらないようにどう流れるようにするかとかなどいらいらな 工夫がされていてとてもすごいとおもいました。
H
2024年11月05日 16:54
今回の講義でを受講して今まで身近に感じていた樋の事について谷田社長が分かりやすく説明してくれたので興味が湧きました。特に興味が沸いたのは、このブログになっていた動画のストッパーにビックリしました。あまり雨を含めて考えたことがなかったので、今回の講義のおかげで、雨の日でもまた違う見え方で考えていこうと思いました。とても楽しい講義でした。
C2
2024年11月05日 17:53
家の雨のみちを作ることに対してとても工夫がされていてとても興味が湧きました。素敵な公演をありがとうございました。
R
2024年11月05日 18:53
今までの住宅は、屋根は土で作られた瓦、外壁は木、窓には金属製の雨戸が付いていたりと素材が塩化ビニールなどで作られた留め具が見える雨樋が雨樋と建物も一体感を感じるものが少なく雨樋が浮いてしまっているような印象でした。
R
2024年11月05日 19:15
今までの住宅は、屋根は土で作られた瓦、外壁は木、窓には金属製の雨戸が付いていたりと材料やそこから受ける印象もバラバラだったので、塩化ビニールで出来ていて留め具が丸見えな雨樋が付いていましたが、私には1つの建物としてまとまって見えていました。ですが、最近は屋根は瓦、外壁はレンガとどちらも土が材料な同じもので雨戸などの見た目の無駄が無くなり、雨樋はそのままで浮いてしまっていると感じていました。今回の講義で紹介されていた住宅の写真や実際に見せていただいた雨樋は、建物のイメージに合った形や質感になっていて一体感があり建物のカッコ良さが増しているように感じました。
D2
2024年11月05日 20:08
今回の講義で普段製品や品質などについてあまり知らなかった雨樋についてとても興味を持ち知ることが出来ました。物一つ一つに意味があり、雨の日などの暗いイメージを持たれる日を工夫をすることによっていい日に出来る事など考えようによってはとてもメリットになることなど、工夫ひとつで考え方すら変わるんだなと学び私にもとても有意義な時間でした。
l
2024年11月05日 20:54
初めて聞くことばかりでとても楽しかったです。普段雨樋を注目したりしないのですが、雨樋にもたくさんの種類があり、役割があるのだと知り、驚きました。家によって色や形を変え、雰囲気に合わせたりなどたくさんの工夫がされてるのだと思いとても興味が出ました。雨樋にも注目して建築物を見たいなと思いました。
F2
2024年11月06日 07:41
今回の講義では分かりやすく、楽しい講義で雨樋などへの興味、関心が深まりとても有意義な時間でした。個人的に1番雨を感じられる、くさり樋が好きです。
w
2024年11月06日 08:28
今まで樋に注目したことがなかったけど、樋は重要な役割をしているんだなと思いました。
また、建物との調和その土地柄に合わせることも大切だと感じた。
2024年11月06日 08:39
今まで雨樋いの事は深く考えたことはありませんでしたが、今回は雨樋に関して谷田社長さんに講義を受け、雨樋いのあり方やデザインがお家造りや建ててからも重要になること等学べて良かったことが多くありました。
今後、社会に出てからも活かしていきたいと思いました。
E
2024年11月06日 09:15
今回の講義でふだん身近にある雨樋について知れたので良かったです。実際に触ってみていがいと軽くて驚きしました。
X
2024年11月06日 09:28
樋について普段考えることがなかったけれど今回の話を聞いて樋の大切さやすごさが分かりました。落ち葉の入らない樋も工夫があって感心しました。実際に触った感じは軽かったが、丈夫に感じ種類も沢山あって自分も将来は細かい所までこだわりたいと感じました。
Y
2024年11月06日 09:29
今回の講義では、いままで関心のなかった樋ついて解説していただき一つ一つがとてもわかりやすくとくに雨の時により一層輝くくさり樋がとても印象に残り楽しく授業を受けられました。
u
2024年11月06日 09:33
日頃そこまで気にしないで見ているものが自分たちの生活を豊かにするために役立っているんだということを学んだ。屋根の上が窪んでてそこに水がたまるようになっている家はとても面白かった。