大改造!!劇的ビフォーアフター石川邸リフォーム施工編4・モイスの呼吸する壁・天井

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石川邸は、築57年のごく普通の一軒家でしたが、
店舗併用住宅のカレー店舗スペースを取り入れるため
住まいへのカレーの臭いと店舗での臭いの問題を
考える必要を感じました。

不燃材料と臭い対策、さらに工期への施工性の簡素化を考えると
その素材は、これまで使い慣れているモイス以外にありません。
https://moiss.jp/moiss-nt/

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この計画がスタートしたのは、2021年でしたので、
これまでもお世話になっていた三菱商事建材担当者に連絡をして
既に相談を始めていました。
2022年には三菱商事建材が双日建材へと
会社がまるまる移行するということも経験しましたが、
担当者も状況も含めて、継続対応していただきました。

ただ2022年春に着工した当時は
モイスは受注停止の状況でしたが、
そこも半年前からの継続案件ということで、
双日建材さんとアイカ工業さんとの連携で
何とか確保していただきました。
本当に、その折りはありがとうございました。

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私の場合のモイスNTの使用方法は素地張り素地仕上げが基本。
壁は9.5mm、天井は6mm
モイスは1枚辺り25kgの重量がありますので
天井には石膏ボードのように9.5mmではなく、
必ず6mmを使用してください。

アイカ工業・モイスNT施工マニュアル
https://moiss.jp/catalog/pdf/moiss_NTmanual_1610.pdf

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また、洗面所や便所、今回は店舗客席の使用箇所には
専用の撥水剤モイスコートの塗布も必要です。
調湿機能を持つモイスですが、上記のように
常に湿気がある場所に素地で使用するとことはできません。

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こうしたことを注意すれば、優れた調湿機能、吸着・消臭機能
防火性能、環境対応に加えたデザイン性を持っています。
また端材は細かく砕いて専用の調湿袋に入れて、
床下や天井裏に設置して調湿材となりますし、
さらに細かく砕いてプランターや土に混ぜると
保湿剤となり、そのまま分解して無くなりますので、
本当に最後まで優れた性能を発揮します。

建材としての価格は高めですが、
素地張り仕上げとすることで、仕上材が不要となり
工期も短縮できて、トータルとしてのコストパフォーマンスに
優れた建材といえます。

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モイスを利用した大改造!!劇的ビフォーアフター物件はこちら

〇東京八丈島:内装材モイスを壁天井全面に使用しています。
※離島のため産廃として排出することがないので助かりました。
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/old/list/d00097wmlo.html
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201208article_2.html
〇沖縄波照間島:小屋裏の欄間に6mmを編んだりして使用しています。
※日本最南端離島ですが、端材の調湿袋を小屋裏へ入れて、
空気循環をサポートしています。
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00170dlfa.html
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201603article_9.html

〇山梨富士吉田:鉄筋コンクリート造のスケルトンインフィルリフォーム
※RC造の建物内部にもう一度木造の箱を創り出す
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00189nmkwr.html
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201908article_1.html

〇2023.03.19大改造!!劇的ビフォーアフター『2階が傾いた家』リフォーム概要
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00193wb6q.html

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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