40年前にタイムスリップ・鎌倉葉山の住まい訪問

IMG_7224.jpeg
私が東京・一色建築設計事務所に勤め始めてからは、
模型製作とプレゼン資料の色塗り・切り貼り等々
下積みの作業が1年以上続きました。

またちょうど枠組み壁工法が日本でオープン工法として
当時の建設省が認めるにあたり、
アメリカで建築を学んだ私の師匠・建築家納賀雄嗣氏は
その工法のエキスパートだったこともあり、
公団公社の公的機関の仕様書を
事務所でとりまとめる仕事があり、
その手書き仕様書を作る作業を数ヶ月に渡り経験しました。

IMG_7229.jpeg

腱鞘炎になる手前でしたが、
その後5年間くらいは、全国の公的機関に
私の手書き仕様書が配布されたという時代。

そうした中で、トラス空間が特徴的なお住まいの
模型製作に関わり、その後チーフに現場へも
連れて行ってもらい、実際の現場を体感することができたのは、
まだまだ実作に関わる機会がない新入社員時代には
貴重な体験でした。

IMG_7330.jpeg

その住まい手さんとはその後、何かとご縁があり
折に触れてはメールのやり取りをする関係となりましたが、
今回、鎌倉FMに出演する機会に、
30年振りにお宅にお邪魔させていただき、
懐かしい刻を過ごすことができました。

メンテナンスが行き届いて、
同時と変わらぬ姿のお住まいを拝見して、
このトラス架構をバルサ材で組み上げた苦労が
懐かしい思い出となって蘇りました。

IMG_7241.jpeg

こうして末永く住まい手の生活を紡いでいく
建築の仕事の素晴らしさと大切さを
あらためて感じることができました。

IMG_7244.jpeg

久しぶりの鎌倉は、海沿いに建つ森戸神社での茅の輪くぐり、
美味しい中華料理も、ご馳走様でしたm(__)m

YKOS5789.jpeg

人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック