住まいの省エネルギー性能を設計通り確保するために4

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静鉄ホームズの技術力・パネル化による躯体工事のお話し。
https://www.shizutetsu-homes.co.jp

躯体を担当していただく静鉄ホームズさんとは、
昨年放映された静岡市内の黄金みどり茶園さんの
ポツンと一軒家と大改造!!劇的ビフォーアフターの
初コラボ物件も担当していただきました。

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・ポツンと一軒家・大改造!! 劇的ビフォーアフター佐藤家・Special Thanks!
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202003article_9.html
・静鉄ホームズ・劇的ビフォーアフター現場スタッフブログ
https://www.shizutetsu-homes.co.jp/staffblog/topics-10650/

今回の住まいは久しぶりの枠組み壁工法。
元々この工法が多かったのですが、
・静岡・伊豆高原の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_4.html

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最近は、Jパネルを使った在来工法の落とし壁工法が
続いておりました。

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・Jパネル住まいの設計施工ポイント
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201706article_13.html
・Jパネル住まいの設計施工ポイント2
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201707article_1.html
・Jパネル落とし込み構法商品住宅『木香の家』
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201707article_2.html

在来工法に比べて、構造的特性から躯体の気密性を高めることが
容易な枠組み壁工法ですが、
そこは、施工精度が整っていることが前提です。
今は枠組み壁工法でもパネル化が当たり前ですが、
パネル工場での事前打ち合わせは、欠かせません。

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本体工事は、富士の平和建設が担当しておりますが、
躯体工事は、私の住まいを数多く担当していただいている
静鉄ホームズ(旧片瀬建設)の大井川フレイミングセンターさんが
担当してくれました。

このJV施工は富士の住まいでもおこなわれたことがあり、
住まい見学をさせていただくと、
住まい手同士が知り合いという奇遇な縁もありました。
・富士 吉原の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_7.html
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通常の住まいの約2棟分の規模があり、
ほぼ平屋建ての中に中庭と一部2階があり、
吹抜や折り上げ天井など、複雑な構造形式となっていて、
打ち合わせに際しては、模型をはじめ
先行して軸組図や軒先詳細図を描き、
静鉄ホームズ側でも、躯体の3D設計をおこなってもらいました。

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この3D設計は、パネル製作機械とも連動するとのことで、
私のBIM設計のVectorworksarchitectに取り込んで、
より躯体の内容を確認することができました。

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また建て方の前に、床下の設備配管工事が完成していますので、
その床から立ち上がっている給排水冷媒ドレイン配管も、
きっちりと必要なパネル下枠に穴を空けて納めてくれます。
ドリルで穴を空ける時も袋を併用して木くずが落ちないように、
その都度周囲の清掃は適宜おこなわれますが、
不要なゴミを出さない配慮ですね。
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いつもながらのパネル施工精度ですが、
いつも感心するのが屋根パネルの施工。
片流れ屋根の谷部、その中から少し立ち上がった片流れ、
片流れと切妻への架構形式の切り替えなど、
難しい取り合いも、難なく立ち上がってきます。

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この辺りは、躯体架構の打ち合わせを重ねてきましたので、
安心して現場監理をしていられます。
建て方中は、一日中足場の上や現場に張り付いて、
躯体状況を確認するのが、いつもの私の流儀となっています。

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今回の建物は、壁量計算上に南棟、北棟の2つの建物として
計算されていて、南棟に接続する2台ガレージも含めて、
それぞれ3区画が構造成立する構成となっています。
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ガレージは、母屋の建て方時のレッカー据付場所となるため、
母屋建て方終了後に、ガレージベタ基礎施工、
ガレージ建て方と二段階方式となっています。
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スパン6.3mをとばすのは、オーシカさんの木質Ⅰビーム
TJI(ティージェイアイ)と側根太・端根太・転び止めに、
LSL(ティンバーストランド)を使用しています。
http://www.oshika.co.jp/business/reserve/ew_tji.html

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こうして2回に分けて40日の間におこなわれた建て方は、
母屋が床土台から屋根までがレッカーで6日間、
ガレージの建て方ユニックで3日間で完成しました。
それぞれの屋根架構最終日には、
ルーフィング施工も追っかけで入って、
建て方完了と同時に、ひとまずの雨仕舞いが
完成するので、その後の雨の心配もありません。

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今年は、早めの梅雨入りとなりましたので、
ガレージの建て方は梅雨中でしたので、
天候をにらみながら、中断して施工日を調整しましたが、
大井川フレイミングセンターさんの他の建て方との
タイミングを調整して、無事完了しました。
今回もお世話になり、ありがとうございました。

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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