2019特別講義『雨のみちをデザインする』

10/4の専門学校の授業は、
毎年恒例の外部講師を招いての特別授業。
いつも仕事でお世話になっております、
タニタハウジングウェア・谷田社長による講義です。
『雨のみちをデザインする』
http://www.tanita-hw.co.jp/
いつもお忙しい合間を縫って、
静岡に来ていただいております。
どうも、ありがとうございます。

・雨のみちデザイン・ウェブマガジン
建築家の様々な『雨のみち』試みをインタビューと共に読み解きます。
http://amenomichi.com/
・谷田社長のブログ
全国で活動されている谷田氏が垣間見られます。
http://amenomichi.exblog.jp/


<専門学校・業務連絡>
本日の谷田社長の講義を受講して、
雨や樋、住まいについて考えたこと感じたことを
IDと共に、コメントして下さい。
参考までに、以下は私の設計した住まいの解説ページリンクと
そこで使用したタニタハウジングウェアの樋と建物デザイン。
それぞれの住まいにとって機能上かつデザイン上、
密接な関係のある、必要な選択となっています。
それぞれに、使用した樋製品へのリンクが張ってあります。
・多摩区・生田/小田急沿線の家。
ここでの樋は、外観のボーダーに見えるような
モールガーターと呼ばれる3段ラインの薄型樋。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid44.html
・静岡・国吉田/静岡市内を一望する家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_6.html
大屋根の排水と質感を考えたステンレス樋・レクステン
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid33.html
・熱海・下多賀の桜と海を愛でる家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_3.html
10mのソメイヨシノ・八重桜の枝の下に入り込む屋根には
落ち葉対策にもってこいのすとっ葉°ーというカバーつき樋。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid43.html
・静岡・大谷/相模湾を望む家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_11.html
山からの落ち葉対策と共に、
ここでは、すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid43.html
・富士・吉原の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_7.html
深い軒先の先端をすとっ葉°ーで押さえ、
大きな入母屋屋根の大らかさを表現。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid43.html
・静岡・国吉田の家2。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_8.html
・静岡・池田山の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_9.html
切り妻のシンプルな屋根に合ったシンプルな半丸樋。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid37.html
・静岡・豊田の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_6.html
特徴的な軒裏の米松押し縁の軒先押さえを兼ねた箱型樋。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid38.html
・広島/呉・大之木ダイモモデルハウス・木香(このか)の家。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_10.html
シンボルツリーのために屋根に空いた開口部から「ensui」(鎖樋)
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid96.html
7579164060747973179.jpg" target="_blank">

雨樋・すとっ葉°ーの雨水流入実験装置
https://www.youtube.com/watch?v=IMDiFdBF3Gw&feature=youtu.be
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・・・どうも、ありがとうございました。

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この記事へのコメント
雨の立場になって物を考えている工夫性、雨樋に水だけを流し落ち葉などはそのまま落とす仕組みの雨樋は非常に驚かされました。
雨樋を建物の一部に取り入れデザインをしていて自分雨樋にはこだわって家を造りたいと思いました。
特に、雪の降るところの雨樋だと雪や落ち葉などが入らないようにして、けど雪が溶けた水などはしっかり雨樋に行くという構造を聞いた時やその実物を見たときは感動を覚えました。
昔からあるものを今現在の文化に合わせて素材や形が改良されたり継ぎ目が見えなくなったりと、昔と違い雨樋も家のデザインに関わるため、どんな雨樋があるのか普段から意識していきたいと思いました。
鎌倉時代ではなく奈良時代した
また、雨樋でもデザイン性や用途を求めてさまざまなな形があることを初めてしれてとてもよかったです
ですが今回の講義を聞いて変に雨樋をつけるとデザイン性が失われてしまうことや雨樋の蓋を開け水を貯めることができるもの、近くに木が生えている家では落ち葉が詰まるので落ち葉などのゴミは外に出し水だけを流す雨樋などがあることを知ることができとても勉強になりました。
話の内容では、雨樋が奈良時代から作られていることを知り、今の雨樋はデザイン性に加え機能性をプラスしていることが分かりました。雨樋は建築物では脇役みたいなものだと思っていましたが、写真を何枚か見せてもらい雨樋の設置のしかたなど工夫することで、雨樋がメインになる空間を作っていることも知れました。今後雨樋を見る時は今回の話を思い出し、雨の日をもっと楽しみにしていきたいと思います。
今まで僕は、建築の勉強をしてて雨樋のことについては、正直あまり関心は、ありませんでした。しかし今回雨樋のデザイン性や楽しみ方を知って他の家などは、どのような雨樋になっているのか気になるようになりました。そして(すとっ葉゚ー)の葉と水を分ける仕組みやネーミングセンスに関心しました。
今回のお話でその歴史を知り、雨樋について考えることができ、その重要性について気づかされました。
用途が限定的でありながら決して建物から取り除くことができない雨樋を、機能性を損なわずにデザイン性を高める姿勢と、雨のみちをデザインするという雨と建物と生活を広く捉えた谷田社長のお言葉は、建築の道を志す私にとって建築を違った面から考えさせてくれる貴重なものになりました。