ブログ授業2018・日本美の再発見・桂離宮。
八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって、
1615年頃から約40年を費やして八条宮家の
別荘として造られた桂離宮。
簡素にして、明快な建築と庭園は、日本建築の不朽の名作として、
来日したドイツの建築家ブルーノ・タウトによって
賞賛されました。
その書院の雁行した特徴的な配置計画は、
それぞれの部屋からの月見を考えたものといわれ、
高床式の構造は、桂川の氾濫に備えて、
床下の防湿と通水を考慮するなど、実用性と美観が
一体となっています。
また、その庭園の自然石・樹木・畳石などの配置に、
西欧手法の遠近法・見透線に影響を受けた、
こちらも、明快なデザインの新しい造園手法が
取り入られています。
また、松琴亭の襖や床の間で使われている青と白の市松模様は、
目にも鮮やかな配色で、
見る人に斬新で、かつ清新な印象を与える空間となっています。
桂離宮の見学には、事前に宮内庁HPで予約する必要があります。
皇居、京都御所、仙洞御所、修学院離宮も、
同様な措置がとられています。
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html
<ブログ授業ミッション>
上記宮内庁トップページから施設案内ビデオ映像で、
桂離宮全体を解説を聞きながら、
巡って見ることができますので、じっくり鑑賞し、
各々の感想コメントをIDとともに、コメント欄に記入するか、
来週の4/25・水曜日授業でレポート提出するか、
どちらでも大丈夫です。
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・・・どうも、ありがとうございました。

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この記事へのコメント
建築士には建築士の捉え方があり、別の職種の人はまた異なった捉え方をすると思う。自分は、建築士として建築物への接し方を深く学びたいと思った。
日本には特有の四季があるので、桜や紅葉の時期に行ってみたいです。
見た目の美しさだけでなく、四季の移り変わりや月をみることまで意識された設計は長い思考の上考えられたものなんだなと思った。
耐久面でも囲炉裏の間は飛び火に備えて板場になっていたり、川の浸水に備えて高床式になっていたりとぬかりないなと思った。
世界にも通用する美しさの建物が日本にもあることは素晴らしいことだと思う。機会があればぜひ行ってみたいと思った。
自然が豊かで四季折々の違った景色が味わえるから一回は行ってみたいと思いました。
結構建物の名前の由来とかがそのままの意味っていうのが多くてびっくりしました。
例えば、「六つの沓脱ぎ」は大人の靴が6つ脱げることから「六つの沓脱ぎ」と呼ばれるようになったとか。
昔の時代にタイムスリップしたような感覚で楽しそうでした。
まだ建築を学んだばかりで桂離宮の魅力は少ししかわからないため建築を学び桂離宮のすばらしさをもっと感じてみたいと思った。
美観では、市松模様に金箔の斜めのラインや襖の素材、また七賢人が描かれており、映像からでも分かる風格にとても驚いています。
四季折々の姿がある桂離宮に是非1度訪れて、今の建築では味わうことができない事を肌で感じたいと思いました。
あくまで別荘として造られた物ということで、住みやすさというよりかは、デザイン性が強いと感じた。笑意軒の中の間の壁に金箔が用いられていたり、中書院には一部屋ずつ水墨画が描かれている。質素すぎるわけでもなく、ちょうど良いバランスが良いと思う。灯篭や飛び石の置き方も自然かつ芸術的だ。
月見台という空間から自然との結びつきを大切にする日本人の思想がよく反映されているなと思った。
もっとこの目で日本の文化や自然を活かしている建物を見たいなと思った。
一つ一つの部屋や色彩にもそれぞれの工夫が施されていることを知り、また見に行って家族に教えてあげたいです!
そしていつか、こんな素晴らしい芸術作品といっても過言ではない建物を設計したいです!!
そして今後パソコンの中のデータを見るのではなく直に自分の足で見て回りたいです!
特に御幸門はかわつきまるたの柱と枝で作られたそうで枝でも門を支えることができ
るんだなと思いました。今回の動画を見てもっと建築に興味を持ちました。