屋根より軒裏が見える住まいの決め手
住まいのデザインを大きく形づくるのは、
屋根と外壁。
特に、屋根形状はデザインもさることながら、
庇の出と日射遮蔽率や通気口など、
省エネ効果に大きく寄与する部分となります。
そんな屋根形状ですが、
完成してみると、外部から眺められる機会は、
近隣関係で多くの空地があれば別ですが、
案外少ないということが、よくあります。
そんな時、一番目に入ってくるのが軒裏。
まさに、屋根や庇の裏扱いですが、
そこが一番目につく所となります。
ケイ酸カルシウム板の有孔板とVP塗装、
或いは、同様の既製品軒裏材。
これらは、あまり特徴のある材料ではないので、
外壁のグレードがアップするほど、
その差が際立って、よりチープに見えることも多々。
かといって、木を張るには、下地防火処理を含めて、
コストが掛かって来ます。
ここで、ご紹介する二例。
一つは、ケイ酸カルシウム板の有孔板とVP塗装の上に、
米杉板を押し縁として、均等感覚に打ち付けた例。
軒先の一列を有孔板にして通気口として、
残りは軒裏押し縁の役割と共に
木質の素材感を高めています。
もう一つは、マンサード屋根という特殊な形状ですが、
屋根材を同じ、ガルバリウム鋼板で巻いている軒裏。
自然公園法の指導による特殊形状のため、
二段に見える屋根のうち、上部の軒裏を屋根の一部に見立てます。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201511article_3.html
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