対面キッチンからオープンキッチンへ
子供の成長と供にキッチンの役割も変化します。
対面式キッチンは、奥様がキッチン越しに
食堂や居間を見渡すことができて、
そこで遊ぶ子供たちへ、常に目を向けることができます。
子供が小学校時代は、勉強部屋よりも
食堂のテーブル上でということが多い。
そうなると、テーブルも少し大きめ、
という方が、何かと便利になります。
さて時代は巡り、子供たちが高校生、大学生、
そして、社会人として巣立っていくと、
この対面キッチンが、孤立する環境に。
食堂の向こうには、ご主人だけが・・・。
いや、それが悪いということではないですが・・・苦笑。
そうなると、奥様にとっては、
厨房と食堂を、もっと一体的に使用したいという
自然の要望が出てまいります。
自邸のリフォームでも、
L型の対面キッチンの対面側を撤去して、
食堂とオープンにし、さらに家事コーナーも増設。
より一体的な活動をサポートする環境にしました。
私が30年前に設計した板橋T邸。
この二世帯住宅をリフォームしましたが、
こちらも、L型の対面キッチンをオープンキッチンへ。
ここでは、アイランドカウンターを設けて、
さらに、回遊できる方式に。
・オープンキッチン完成
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/200808article_4.html
・サンルームパティオへのリニューアル。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/200808article_5.html
・和室から書斎へ。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/200808article_6.html
構造躯体がしっかりしていれば、
内部を生活環境の変化に応じて、
持続していけるという好例ではないでしょうか。
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・・・どうも、ありがとうございました。

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