ブログ授業2017・日本美の再発見・桂離宮
八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって、
1615年頃から約40年を費やして八条宮家の
別荘として造られた桂離宮。
簡素にして、明快な建築と庭園は、日本建築の不朽の名作として、
来日したドイツの建築家ブルーノ・タウトによって
賞賛されました。
その書院の雁行した特徴的な配置計画は、
それぞれの部屋からの月見を考えたものといわれ、
高床式の構造は、桂川の氾濫に備えて、
床下の防湿と通水を考慮するなど、実用性と美観が
一体となっています。
また、その庭園の自然石・樹木・畳石などの配置に、
西欧手法の遠近法・見透線に影響を受けた、
こちらも、明快なデザインの新しい造園手法が
取り入られています。
また、松琴亭の襖や床の間で使われている青と白の市松模様は、
目にも鮮やかな配色で、
見る人に斬新で、かつ清新な印象を与える空間となっています。
桂離宮の見学には、事前に宮内庁HPで予約する必要があります。
皇居、京都御所、仙洞御所、修学院離宮も、
同様な措置がとられています。
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html
<ブログ授業ミッション>
上記宮内庁トップページから施設案内ビデオ映像で、
桂離宮全体を解説を聞きながら、
巡って見ることができますので、じっくり鑑賞し、
各々の感想コメントをIDとともに、記してください。
締め切りは、4/23・日曜日です。
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・・・どうも、ありがとうございました。

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この記事へのコメント
広大な敷地の中には多くの緑や大きな池もあり、とても清々しい雰囲気を感じます。その中には、天橋立に見立てた石橋、月を愛で楽しめる月見台や月波楼など、住む人が自然と接し合い楽しめるようにする工夫に私は感銘を受けました。
また、自然だけではなく内装でも興味のある点がありました。松琴亭の市松模様の壁やふすまは私にとっては新鮮でとても印象深かったです。あと、中書院の水墨画も深いわびさびを感じさせられました。
以上の点から私は桂離宮は多くの自然を感じられそして穏やかな時を過ごすことができる素晴らしい別荘であると思います。
季節によって景色が違うというのもおもしろいと思いました。
建物外装は宮家の別荘としてはシンプルな印象ですが、主張したいであろう美しい襖柄や装飾がその中で浮いてしまわずにうまく調和されていると思います。配置されている箇所も様々でごちゃごちゃとした印象や、バランスの悪さを感じさせません。
建物内から覗く庭園の風景はその角度、位置から庭を見せるためにとったスペースとも思われるもので、障子を通して入ってくる外の光からも温かみを感じます。建物がそれ一つだけで完結された作品ではないのだなと思いました。
絢爛豪華なつくりの建物ではないですが、ここで庭を眺めて過ごす時間はとても素晴らしいものであると断言できます。
庭の作り出す建物への影響力を感じることができました。そして、やはり現物を見に行ってみたいと強く思いました。
延段、州浜、石橋、とび石日本の技術はすごいと感じ印象に残りました
他に印象に残った点は、様々なところに休憩スペースや月見台が設けられていたことです。人々が庭園や月を見て穏やかな時を過ごせるような設計になっているんだなと感じました。ただ訪れるだけではなく、人々がその空間に引き込まれその場を離れたくなくなるような自然と調和した設計の建築物だと思いました。
住吉の松の庭を一度に見せない造りになっていることに驚きました。
庭も建築物も美しいと思いました。
その上、月見台と茶室を一緒にした月破楼は面白い考えを発想した昔の職人はすごいなと思いました。自然のものを使用した桂離宮はこんなにも美しい建物なのに災害時にも対応した建物の造りに驚きました。是非京都に訪れるときがあれば一度、拝見してみたいと思います。
中央に大きな池や河あるために水害対策をしているところがこの時代から考えられていると知り、この時代の人たちの考えを見習い、現代ではもっと水害の可能性があるので考えていかなければならないと感じました。
外とつながっている茶室はあまり見たことがありませんでした。しかし実際映像を見ていると外とつながっているため庭の四季折々の風景を感じながらお茶を楽しめるので素敵な造りだと思いました。この桂離宮の建物は初めて知るところがたくさんあり映像でもとても美しかったのでぜひ実際に見てこの時代の建物から現代の建物につながるものを学んでみたいと思いました。
月がどのように見えるのか興味が湧きました。庭園とどんな感じに合作するのかなども興味があります。
松琴亭では、建て方が開放感がありとても過ごしやすい建物だと思いました。
建物一つ一つにこだわっていて水墨画など建物にあっているなとおもいました。
また、どの建築物からも庭を眺めることができ、庭と建築物で一つの空間になるよう設計されていることが分かりました。月や四季折々の風景も美しく見えるよう計算された空間で自然物と人工物が共存していると感じました。
京都には何度か訪れたことはありますが桂離宮は行ったことがないので実際に見てみたいと思いました。また石橋がとても美しく、継ぎ目が見えなかったので一つの石から削りだしたものなのかな、と思います。わずかに反らせた石の加工の技術も見てみたいと思いました。
桂離宮のホームページのアンケートにやってしまったのでもう一度こちらでコメントをやりました、失礼しました。
御幸門~外腰掛、延段
何か所かお庭や城などを見に行ったことがあるのですが、こういった門の部分などは近代になってからつけたのかなと勝手に思っていたので昔からこのままとは驚きました。現代風というか今でも当たり前に使われているような配置、雰囲気なので。
洲浜~
何かに見立てられている、ということがわかってから見ると何気なく見ていた時とは自分自身が注目する場所が違ってくるからなのか、なるほど、そうだったのか、という見方になってきます。平たい石ばかりで、というのも砂浜のなだらかな感じを表現しているのでしょうか。
松琴亭
外観のかやぶき屋根の質素さからは想像もつかないような内装、驚きです。現代の和室でもなかなか見ないような市松模様、色のセンスもすごくきれいで和服などでもたまに見かける本当に昔のものなのかなという配色にびっくりしました。
笑意軒
障子の上にたくさんある丸い穴?あれは何なんでしょうか かわいいですね。ここにもまた市松模様が使われていてすごいセンス…!と思いました。同じ市松模様でもこちらのものは配色や大きさからとてもかっこいいクールな感じになっていると思います。
古書院
桐紋唐紙の光が当たった感じがすごくきれいで、月見台もすごいロマンチックだなと思いました。
ところどころオープンになっている茶室などもあり本当に外の景色も大切にし楽しもうというのが伝わってきます。 日本の一般家庭ではあまり庭を意識して使わなかったり、あっても夜まで楽しもうというのがあまりないような気がするので、どこでこういった素敵な文化、感覚が廃れてしまったのかなあと残念に思います。 今まであまりこういったお庭などを建築物として見る、という感覚がなかったのでこれからはどこかにいった際も気を付けてみてみようと思いました。