琉球赤瓦屋根施工プロセス4・土葺き屋根の解体

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今回の宮里家のリフォームの発端となった赤瓦屋根の雨漏り。
「雨も土も降る家」
http://asahi.co.jp/beforeafter/d00170dlfa.html

沖縄の伝統的な古民家の琉球赤瓦の葺き替え、
その下地となっていたのは昔ながらの土葺きで、
下地の野地が竹編みでした。
竹編みの野地の上に、土を乗せ、まず雌瓦を載せます。
次に、その雌瓦の隙間に土を載せて、雄瓦を被せます。
そして、その雄瓦をしっくいで固めます。
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そして、その土葺きの屋根を支えるタル木はマングローブ。
その中でも、比較的真っ直ぐ生育するオヒルギが使われています。
これは、西表島から伐採され、搬入されてます。
しかしながら、今はそのマングローブの森は天然記念物に指定、
さらに西表島の島全体にも国立公園となっていますので、
自由には採ることができなくなっています。
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こうして屋根の構成を見てみると、
マングローブ、竹・麻紐・土・しっくい・赤瓦、
すべて沖縄の自然の中にある素材を加工してできています。
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しかも、これで強烈な台風の風、太陽から熱から、
住まいをしっかりと守っているのですから、
先人の知恵に、ただただ圧倒されます。

野地の竹編みだけとなった構造躯体、
内部から見上げたときのその美しさは格別でした。
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