琉球赤瓦屋根施工プロセス3・葺き替えと通風環境の検討。
今回の宮里家のリフォームの発端となった赤瓦屋根の雨漏り。
「雨も土も降る家」
http://asahi.co.jp/beforeafter/d00170dlfa.html
今回の既存の赤瓦は、その劣化が激しくて、
そのまま活用することは、困難と判断しました。
これは、沖縄本島の瓦の生産・施工をおこなっている会社に、
一緒に現地調査に入ってもらい、
1. 既存赤瓦を活用しての葺き替え、
2. 既存の中で劣化の激しい赤瓦を、新しく入れ替えて葺き替え、
3. すべて新しい赤瓦で葺き替え、
上記三パターンの検討をおこなった結果、
すべてを新しく、葺き替えることがもっともコストが
安いという結論となりました。
今回、波照間島の赤瓦葺き替え工事を担当してくれたのは、こちらです。
有限会社 八幡瓦工場
〒901-1300 沖縄県与那原町字上与那原291番地1
http://www.dee-okinawa.com/topics/2016/03/hachiman.html
そして、新しい赤瓦で葺き替えることに伴い、
この伝統的な古民家の空間再生の方針を決定しました。
それは、住まい全体の小屋組を現しにして、
新たに杉の野地板を全面に施工します。
これによって、住まい全体に大きな空気の流れを創り出し、
住まい各部に簾戸や欄間を導入して、自然通風の経路を確保、
さらに新たに2基設けたシーリングファンで、
その流れを住まい全体にフォローすることで、
より自然な通風環境による快適な環境を創り出しています。
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・・・どうも、ありがとうございました。

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