ブログ授業2015・日本美の再発見・桂離宮。
八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって、
1615年頃から約40年を費やして八条宮家の
別荘として造られた桂離宮。
簡素にして、明快な建築と庭園は、日本建築の不朽の名作として、
来日したドイツの建築家ブルーノ・タウトによって
賞賛されました。
その書院の雁行した特徴的な配置計画は、
それぞれの部屋からの月見を考えたものといわれ、
高床式の構造は、桂川の氾濫に備えて、
床下の防湿と通水を考慮するなど、実用性と美観が
一体となっています。
また、その庭園の自然石・樹木・畳石などの配置に、
西欧手法の遠近法・見透線に影響を受けた、
こちらも、明快なデザインの新しい造園手法が
取り入られています。
また、松琴亭の襖や床の間で使われている青と白の市松模様は、
目にも鮮やかな配色で、
見る人に斬新で、かつ清新な印象を与える空間となっています。
桂離宮の見学には、事前に宮内庁HPで予約する必要があります。
皇居、京都御所、仙洞御所、修学院離宮も、
同様な措置がとられています。
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html
<ブログ授業ミッション>
上記宮内庁トップページから施設案内ビデオ映像で、
桂離宮全体を解説を聞きながら、
巡って見ることができますので、じっくり鑑賞し、
各々の感想コメントをIDとともに、記してください。
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・・・どうも、ありがとうございました。

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この記事へのコメント
美と用を一度に味わえる桂離宮。自分も建築物をこれから設計するときに、桂離宮のようにその時代、お客さんの要求、地域の特長をしっかり頭に入れて建物ではなく建築物と思われるような設計していきたい。
庭園美、建築美が楽しめる桂離宮は日本の歴史を感じられ、古い建築を知ることができ、とても勉強になりました。
敷地内にはいろんな建築物がありますが、中でも松琴亭の市松模様は素敵だと思いました。建築美と庭園美の融合は日本建築の醍醐味だと感じました。
庭園にあるたくさんの石に魅力を感じました。
自然石と切石を組み合わせた延段は
形や大きさが違う石が一つになって完成していて、石の使い方次第で色々な形になるのはおもしろいです。石は日本庭園ならではなんだなと感じました。
時間が流れ、今でも桂離宮の美、日本的な美も強く伝えている。
そんな中でもしっかりと西洋建築の遠近法などが取り入れられている辺りが、日本人の向上心というか、研究熱心なところがうかがえました。
また、松琴亭の襖の青と白のコントラストが、現代風で歴史を感じながらも、現代に通じるものを取り入れてるところに凄く感銘を受けました。
松琴亭の襖や床の間の市松模様にも驚きましたが、わたしは松琴亭の明障子と笑意軒の扁額の下の円窓に感銘を受けました。
和室は重く落ち着いたイメージでしたが、とてもきれいで涼しげな印象を持ちました。
中書院の水墨画もそれぞれ美しく、和室なのに、私の知っている和室ではないと思いました。
住吉の松で庭の全体を1度に見せないようにしたり、それぞれの部屋から月見できるようにされていたり、庭園の石や木の配置など計算され尽くしていると思いました。
自分はまだまだ日本の建築物について知らないことばかりだと思いました。
もっと調べたり、実際に見に行きたいと思いました。
石橋でつないで伸びる造形を天橋立に見立てているのは工夫がされてるのかなと思います。
あとは住吉の松では、庭の全体を一度に見せない手工で素晴らしいです。
今に受け継がれてきているんだなと感じました。
庭園では自然をあらわし、ただ住むためではなく住む人にとって
安らぎを与える場になっていています。
いまでは快適な空間は機械や物の発達によって手軽に
手に入りますがただ自然を感じ、安心できる空間を
庭園で表現されていてすごいなと思いました。
日本の古くからある建築物をまだまだ知らないので
これから学んでいきたいと思いました。
庭園美、そして建築に対するこだわりを強く感じました。外腰掛の前にある切石と自然石を組み合わせた延段や平らな石をしきつめて砂浜に見立てた州浜だったり月見をするためだけの茶室だったり昔の人たちはそれなりに建築だったりその時代の風習を楽しんでたんだなと思いました。
昔からの建築技法をこの桂離宮から学び取り、将来に活かしたいです。
動画の説明では感じ取れない事もあると思うので時間を作り、自分の目で桂離宮を見てみたいと思いました。
月波楼の茶室を見たとき自分がよく見る茶室とは違いとても広く窓もドアもなく、まるで外でやる茶室だと感じた。冬になるとどんな景色になるのだろうと思った
まだまだ分からないことがたくさんあることを改めて感じさせられました。桂離宮のすごさをもっと詳しく理解できるよう頑張りたいです。。
一番感銘を受けたのが、庭のデザインです。
遠近法を取り入れている延段、州浜の石灯籠などが作り出す風景は日本庭園の素晴らしさを最も表していると感じる。自然と一体となったデザインを昔はどのように考え作り出したのか考えると、どう設計したか見当がつきません。個人的には桂離宮の庭より龍安寺の石庭の方が好きですが、桂離宮の建物と庭で見るものに感動を与えるということは本当にすごいと考える。
正直、現物を見ていないので、桂離宮を理解できたとは思っていません。建築物の構造などあまり理解できなかったですから。ですから建築の知識を得てから改めて桂離宮を訪れたいと思う。
江戸時代ならではの独特な古い建物に凄く魅力と
興味を持ちました。狩野三兄弟の水墨画や住吉の松、水面に写る離宮はとてもきれいいでした。
月見を見るための茶室にも宮殿の室内もすごく見てみたいです。秋や冬の季節に行って昔の建築物について学びたいです。
自然と庭を一体として一つの世界を作り出すのは日本独特の作りだと思いました。
他に興味をもったのは滝を作り音で楽しんでいて、目だけでなく耳を使い五感で楽しむといのは素晴らしいと思いました。
これからは日本の建築物を見て勉強していきたいです。
桂離宮の美しさにびっくりしました。
特に月波楼に心惹かれました。
池に面して建っているからそこから見える景色も良くて実際月見をしたらどれだけ美しいのだろうかと思いました。
正直構造などは分かりませんでしたが、桂離宮の魅力を私なりに感じることができたと思います。
いつか実際に見てみたいと思いました。
いつか見るときには構造などを踏まえて今とは違う視点から見れたらと思います。
中から見える景色は季節ごと違い、すべての季節を桂離宮の中から楽しむことができると思いました。
数ある水墨画はすべてが美しくてすばらしかったです。
全体から日本の和の心を感じることができました。
全てにおいて作者の意図が隠れており人を飽きさせない工夫が沢山つまっていました。
そして何よりも古臭さを感じさせないことに驚きました。当時としてはかなり斬新だったであろう「松琴亭」のデザインや「円林堂横」の敷石は近代的でした。
ただ一つ残念なのは案内ビデオが古臭いことでした。
遊び心のある建物と綺麗な庭園がうまくマッチングしていて何回見ても飽きませんでした
自分も風景と良く合う遊び心のある建物を設計してみたいと思いました
まだ建築について勉強をしたばかりであまり分からなかったけれど色々な建築様式を使っていてこれから勉強して分かるようになったらもう一度見たいと思いました。
床を少し上げているところや、壁紙などのデザインはどれも幾何学的であり、より完璧な美しさのために計算・考慮されていて驚きでした。
また池に滝を造ったり、石で浜を造るなど、自然のものをうまく利用し再現しているところも驚愕でした。
まだまだ気づいていない魅力はたくさんあると思います。これから建築学を学んでいく中で、より建築物の魅力が理解できるように、またそんな建築物を建てられるように努力したいと思います。
切石と自然石を組み合わせで出来ている延段では 遊び心が感じられます。
ですが少し歩いたところでは、狭い庭の中で石が敷き詰められて、砂浜に見せる役割を十分に果たしています。
そして、 削られて丸みを帯びた橋が誰もが天橋立に見えるのには 共感しました。
住吉の松では 庭全体見せず 水の音を聞き不思議な気分にさせられると思います。
計算されていないように見せかけて、ものすごい時間をかけて計算されているように思いました。月見をしている暗い時間でも、月見をする前の日が照っている時間でも、これだけの美しい庭があれば四六時中楽しめるはずです。
窓、ドアなどの隙間から見える景色や月も額縁の中の絵のように見せるなどの精密な計算がなされているようで自分は驚きが隠せない。
機会があれば実際にそんな雰囲気を自分も味わってみたいなと思いました。
遅くなってすいませんでした