八丈島非常用バッテリーシステムの反響。

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番組で紹介しました非常用バッテリーシステムへの
反響が非常に大きく、多くの問い合わせがありました。

中には、24時間酸素吸入器を使用していて、
万一、停電となった時に、このシステムがあったらと、
差し迫った問い合わせもあります。

現在のところ、この非常用バッテリーシステムは、
コストがいくら掛かるというよりも、
あのシステムを一般的に設置することは
残念ながら、できないのです。

現状でも、蓄電池システムを併用した太陽光発電システムは
存在しますが、まだまだ高価です。
なんとか、簡易的なシステムができないかということで、
今回は、太陽パネルメーカーと担当電気工事店とが、
番組のために協力して成し得たシステムです。
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従いまして、これを太陽光メーカーや電気施工者に、
作って欲しいと依頼されても、
どちらも責任を持って、これを作ることができないのです。

今回、ご協力いただきましたのは、
太陽光パネルメーカー、ソーラーフロンティアさん。
http://www.solar-frontier.com/jpn/index.html
業界で初めて、太陽光パネルの20年保証をおこなっています。

これまで見慣れていた青銀色のパネルは、結晶シリコン系ですが、
こちらは、CIS(銅、インジウム、セレン)という鉱物系。
最大の特徴は、1枚のパネルの一部が影になった場合、
シリコン系は、その1枚全体の発電が停まってしまうのに、
CIS系は、発電を続けること。
また、発電効率も、シリコン系を上回ります。
http://www.solar-frontier.com/jpn/products/residential_modules/index.html
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今回の八丈島設置にあたっては、島が強風域であるため、
取り付けレールの金物を検討して、
通常より多くするなど、一般より強化した仕様となっています。

また、今回のバッテリー+LEDシステムは、
あの東日本大震災の折り、
現地に入られたソーラーフロンティアさんが、
被災地のために活用されたシステムを転用しております。
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放映後の反響で、このシステムができないかという、
問い合わせが多く、
やはり、こういう簡易システムがあれば、
便利だなぁと、私の素朴な疑問を、
皆さんも、お持ちだということを実感しました。

ただ、残念ながら現状では、
このような事情で、一般的な実現するには
難しい状況となっております。

これを契機に、少しでもこうした
単純で、シンプルなシステムが開発されることを
働きかけながら、進んでいきたいと思います。
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今回のシステムには無関係ですが、
ネットで調べた一般的な情報をいくつか掲載しておきます。

・家庭用蓄電池の比較は、こちら。
http://solar.seo-gq.com/

・既製品のシステムでは、こちらも便利かもしれません。
http://eliiypower.co.jp/poweryiile/index.html

・直販サイトでは、こちらもご参考までに。
http://www.ymt7.net/

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この記事へのコメント

人々を貧しくする太陽光発電
2012年07月30日 12:29
太陽光発電をした電力を電力会社の電気料金よりも高い価格で電力会社に売電することができる。
その差額は電力会社が電気料金に上乗せする。
従って、太陽光発電をしていない人々が負担しなければならない。
その結果、普及すればするほど、貧しい人々はますます貧しくなる。
その上、国や自治体が税金を使って太陽光発電設備の設置に補助金を出している。
太陽光発電をしない人々はその税負担もしなければならない。
このような、貧乏人にしわ寄せがいくような制度は廃止してもらいたい。
2012年07月30日 17:46
>人々を貧しくする太陽光発電さん
初めまして、
コメントありがとうございます。
ちょっと、強烈な表現ですが、
仰るとおりで、
制度上の問題ありですね。

ただ、太陽光発電が悪い
ということではないので、
その辺りの制度とのギャップは、
早く、埋めてもらいたいものです。

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