富士物語2011建て方編-再生丸太梁。
当初、静岡県産材2×4工法で計画していた富士物語2011。
3.11東日本大震災のため、石巻市の製材工場から
1000m2の静岡県産材が流失して、
スケジュールが合わなくなってしまい、
残念ながらご破算となり、
一般SPF材に変更して、おこなうことになりました。
既存建物に使用されていた8m直材の丸太梁を
何とか、新しい住まいに再生しようと計画しましたが、
思いの外、背割りが大きくなり、
また、タル木掛け部の欠損が多くて、
そのまま、梁としての役割を持たせるのは、
無理と判断しましたが、
何とか、2×4工法の中に組み込めないかと設計。
同じ場所、同じ方角に設計した広間と食堂の
差し渡しに、再生することにしました。
既存建物の解体の折りに、
この丸太梁を運び出し、3回ほど洗いをかけ、
先日の建て方時に、無事躯体の中に納めました。
新しい住まいの中で、
新たな役割を与えて、その寿命をさらに次世代に伝える、
そんな構成が、あちらこちらにある富士物語2011。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201105article_18.html
いよいよ、施工第二段階に突入です。
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・・・どうも、ありがとうございました。

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