国立新美術館散策。

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都知事選立候補で、何かと話題の黒川紀章氏の最新作。
ちょっとふっ飛んでしまった発言が、
ワイドショー受けしていますが、
そういうキャラクターではなかった気もしますが・・・。
どうなんでしょうか?

さて、話を美術館に戻しましょう(笑)
地下鉄千代田線の乃木坂駅から
地下コンコースを通って直接アクセスできます。
この地上へ上がるアプローチの天井は、
うねる曲線となっていて、
美術館への布石が打ってあります。

この美術館の一番の特徴は、
すべて企画展・公募展への場所貸し対応するという、
自前の収蔵品を持たない美術館。
ガラスのうねる吹き抜けは、全体が各展示室のホワイエで、
その吹き抜けは、楕円状に膨らみ、うねる開口部と
その外部を覆うガラスルーバーで構成されています。
しかも、このエッチング処理されたルーバーは、
3700枚が一つとして同形状がないという代物。
氏の提唱する『共生の思想』とは言うけれど・・・。

その吹き抜け空間には、コンクリート打ち放しの
逆円錐が大小2つ、突き刺さり、
その底面が円形のレストランとなっています。
このレストランは、ミシュランで40年以上、三つ星を
獲得し続けているポール・ポキューズ氏の
レストランということで話題となっております。
この円錐の頂部は、ちゃんと地下まで突き通っていて、
搬入、荷さばき階の地下にあるため、
一般の人の目には触れません。

最上階のフロア一角には、竹林の中庭に面した
閲覧室があり、落ち着いた雰囲気の中で
自由に読書をすることができます。

この建物の特徴は、何といってもこのうねるガラス壁。
外部に向かって、座り心地の良さそうな椅子が並べられ、
外部の風景に目をやり、くつろぐ人々で一杯でしたが
これ、夏はどうなんでしょうか。
冬でも結構暖かかったのと、眩しかったので、
夏には・・・、あまり来たくない気がします。
特に、熱の溜まりやすい吹き抜き上部のレストラン、
人ごとながら、心配となりました。

しかし、その造形力はさすがに圧巻で、
外部から見ると、様々な表情と見え方を感じさせて、
飽きることがありません。
黒川イズム正統派の証である多角錐エントランスも健在。

その詳細は、アルバムにてご覧下さい。

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 ・・・ありがとうございまいした。
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